2008年5月26日月曜日

社会人基礎力

<社会人基礎力:その1>
社会人基礎力とは(前に踏み出す力)(考え抜く力)(チームで働く力)といった、私たちが職場や地域社会で働く上で必要な力のことをいいます。
IT化やサービス経済化等が進む中、こうした力はますます重視されてきています。

企業が求める人材について、(基礎学力)や(専門知識)などの『技術的能力』に加え、(コミュニケーション能力)や(バイタリティー)、(積極性)、(協調性)などの『行動能力』が重要視され始めています。

これは、入社後、OJTやOff-JTなどの社内教育を通して後天的に身に付けさせることが容易な『技術的能力』に対し、『行動能力』が、好みや興味、動機、姿勢、性格など、(人)の内面に根付いた特性であり、入社後の教育・研修で容易に行動変容に繋げることができない先天的な能力であることが要因の一つと言えます。

『社会人基礎力』は、企業や組織の中で、多様な人々とともに仕事を行っていく上で必要となる基礎的な能力と定義され、具体的には、『行動能力』に通じる(前に踏み出す力)、(考え抜く力)、(チームで働く力)の能力要素によって評価されます。


前に踏み出す力(アクション) ・・・・・・・・・・・・・・・・一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力。
考え抜く力(シンキング) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・疑問を持ち、考え抜く力。

チームで働く力(チームワーク) ・・・・・・・・・・・・・・多様な人とともに、目標に向けて協力する力。